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小柄な女の子とのエロシーンが1本以上あるエロゲーのリストです。

沙耶の唄 感想

沙耶の唄 Nitro The Best! Vol.2

総評 160/200(優)

『沙耶の唄』は、グロ描写で有名な作品である。だが、”グロいから”という理由だけで評価されているのではない。

本作品に、量産型のキャラ萌えはない。誰もが心地良いと感じる雰囲気もなければ、プレイし終えた後の達成感もない。そこにあるのは狂気と純愛だけで、それ以外の『友情』とか『正義』といった要素は最初から拒絶されている。

本作品は、杜撰な構成ゆえに人を選ぶのではなく、その偏った内容ゆえに人を選ぶ。その秀逸なシナリオとグラフィックとサウンドの三位一体でもって、狂気と純愛を強烈に主張してくる。『沙耶の唄』のそういうエロゲとして異質なところが、個人的にはかなり気に入っている。

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女体狂乱 ~これが私の望んだボディ~ 感想

総評 75/100点(良)

とても、とてもとても気が狂った人体改造エロゲー。あまりの狂乱っぷりに感動し、思わず『』と評価しかけたが、半日ほど頭を冷やして『』とした。

『女体狂乱』のストーリーとエロシーンは、善悪とは関係のない向こう側へとぶっ飛んでいる。このある意味で高度な笑いと、極めて実用的なエロシーンを理解できるのは、……な人間しかいない。

本作品は、二次元と三次元を倫理的に峻別できない方や、グロ耐性がない方は絶対にプレイすべきでない。しかし一方、すべて悟っているプレイヤーにとっては、最高の抜きゲーとなり得るだろう。

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審問 感想

総評 65/100点(可)

無難な捕虜陵辱系のストーリーを手短にまとめたデジタルノベル。

CGの完成度やエロさは、前作『立秋』よりも上がっている。が、それとは反対に、エロテキストの淡白さと物語の短さは悪化している。

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彷徨う淫らなルナティクス ~月の姫お伽草子~ 感想

彷徨う淫らなルナティクス~月の姫お伽草子~

ストーリー概要

アロイスとエーファは、同じ国の王子と姫君。ある晩、エーファは魔女の王妃リヒテリにそそのかされて、愛する兄王子アロイスと寝所を共にした。

だが後に、彼らの相姦は、リヒテリの密告により国王に発覚。アロイスとエーファは、リヒテリがかけた『ヤーヌスの呪縛』により、心と体を一つに縛り付けられ、昼と夜でお互いの心と体が入れ替わるようになる。
互いに触れ合うことも言葉を通わせることも封じられたまま、二人は王族としての地位を奪われ、国外へ追放されてしまう。

アロイスとエーファは、二人の呪いを解くため、どんな願いでも叶えてくれるという魔女ヨランデを頼るが……。

総評 135/200点(可)

『彷徨う淫らなルナティクス』の内容を端的に示せば、”ヤンデレな妹姫と兄王子が、二人の呪いを解くために、魔女の弟子や奴隷になって迷走する“話といえる。陵辱はあるといえばあるものの、結局は和姦っぽく落ち着く。

本作品は、他のLilithブランドにありがちな過激なエロばかりを期待してプレイするのは止めたほうがいい。だが、官能的な読み物として楽しむぶんにはけっこう面白い。ヤンデレや残酷童話好きにはオススメできる。

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