総評 65/100(可)
お姫様を陵辱する異種姦もの。シナリオはテキストの出来が微妙で、作画のクオリティは前作(11作目)と比べて劣化している。他サークルの同人作品との相対評価ではそれほど悪い作品ではないと思うが、同サークルの触手を扱う作品でいうと、私は『触手少女』のほうが好きだ。
これまでにレビューした作品のうち、ヒロインが妊娠するエロゲーのリストです。
あらすじ
主人公(景虎)の精液には、女を発情させ、体質を変化させられるという特別な効果がある。異国の学園で敢えて『道化』に徹していた彼は、学園に通う3人のお姫様を自分の性奴隷に仕立てあげようと計画。唯一信頼するメイドの美鈴に身辺を調査させて計画の障害となるものを排除し、彼女たちに発情精液を浴びせて堕落させていく。
総評 150/200(良)
異国の学園で、お姫様を陵辱する作品。制作はBISHOPということで、相変わらず斬新を避けた手堅いつくりだ。教科書通りのベターなソフト陵辱物を作らせたら、このブランドの右に出るものはない。
本作は、本格的な陵辱を求める方には不向きだが、和姦も陵辱もそれなりにいける方にはオススメである。和姦派の人を陵辱派に転向させる手段としても、このくらいが手始めに相応しいかもしれない。
あらすじ
エロゲー制作会社フラワーに所属する女社長・女従業員は、全員処女。彼女たちは、才能と技術力には恵まれているものの、性経験の不足から”エロい”エロゲーを作ることが出来ていない。
そんな彼女たちに対し、新入社員である前に生粋のエロゲーマーである主人公は、入社早々、異を唱える。彼にとって、『エロ』とは、ただ男と女が絡み合っていればいいものではなく、下品かつ扇情的でなければならないものだ。
エロゲーについてのこだわりを、豊富な資料とともにぶつけて真心をみせる主人公。女従業員たちはそんな彼の情熱に気圧されて、以後は彼の助言を渋々ながらも受け入れるようになる。
しかし、助言とは単なる二次情報だ。どうしても自らする経験には及ばないし、実際にやってみなければよく理解できないこともある。では、どうすればよいのか?
その答えは実にシンプルで、実際にヤッてみればいいのだ。彼女たちは過程において多少の差こそあれ、結局はその結論に至る。こうして主人公と彼女たちのエッチな”資料”作りが日々行われることになった。
総評 180/200(秀)
エロゲー業界もの。本作の完成度は、全ての項目を『優』以上とみなせるほどに高い。
しかし、本作から漂ってくる強烈で下品なにおいは、和姦や純愛といった芳香剤をどれだけ振り撒いても、完全には誤魔化せない。そのにおいに惹かれて手に取るならば良し。しかし、鼻の利かない駄犬のように貪るならば、毒にもなり得るものがある。
それは、玉ねぎのようなものだ。業界ネタ、バカップルな関係、女だらけの職場、エロゲーにかける情熱……そんな見せかけの皮を剥いてやらないと、本作の刺激的な中身は味わえない。
皮を剥いた本作の正体は、まず下品だ。そして、におう。膣や肛門から立ち昇る女のにおいはもちろん、腋から漂う汗と垢のにおいも愛せなければ、『匂い』は『臭い』となるだろう。チュパチュパと優しい音をたてながらペニスを舐めるのが『おフェラチオ』だとしたら、「じゅぼぼぉ!」「むぐっむぐっ!」「ずずずずっ!」と包茎おちんちんを貪る『口まんこ』はあまりに下品だろうか?
犬も食わぬその極上の気品をすぐにでも味わいたいなら、迷わず買うといい。変態紳士のご同輩、あなたは高貴だ。しかし、もしあなたが玉ねぎを剥くのに涙する体質ならば、以下に述べるようなことにはよくよく注意せねばならない。
総評 120/200(可)
おっぱい特化。キャッチコピーは何一つ偽られていないので、おっぱい好きで原画が気に入ったなら買って損はないかもしれない。ただし、芯の通ったストーリー性もある程度求めるならば、あまりオススメはできない。
あらすじ
ある日突然、ドジっ子天使(コエル)が家へやって来た。コエルが言うには、うちの妹(珊)は、どうやら「伝説の十二天使」の生まれ変わりらしい。だから妹を天界へ連れて行くというのだけれど、そうすると妹は死んでしまうことになる。妹の天界行きを阻止するためには、妹を孕ませなければならない。主人公は、取りあえずコエルを拉致監禁し、次の満月までに妹を妊娠させようと試みる。
総評 50/100(可)
妹妊娠もの。背徳感の欠片もないシナリオは近親相姦物としては論外で、馬鹿ゲーとしてもつまらない出来だ。グラフィックによる演出は貧相で、パケ絵とサンプル画像だけが良い演出である。最近のパルテノンでいえばいつも通りの出来だが、こんなふうに投げやりな作品を今後も出し続けるつもりなら、非常に残念だ。
総評 80/100(優)
アナルフェチに対して直球で挑む本作は、なんとsofthouse-sealの作品だ。sealといえば、ネタ先行型だが、中身は毒にも薬にもならない、和姦のテンプレートを焼き直した処占作品ばかり作っているイメージが私のなかにはある。本格的なフェチとは縁のないブランドだから、本作はアナル特化といっても、どうせまたお茶を濁したような内容に決まっている、そう思い込んでいた。
しかし実際にやってみると、それは思い違いだと分かる。本作からは、sealであってsealではない異質な何かを感じる。確かに、和姦でテンプレートっぽいエロシーンは如何にもと思うが、その根底にある性的欲望の表現が尋常ではない。処女と童貞の変態二人が、それまでやりたくてもやれなかったアナルセックス、肛門と腸内への様々な性的欲望を実現させていく過程が、とても丁寧に描かれている。
いちアナルフェチからみて、これは本当に素晴らしい作品だ。処女が温存できて、秘所に絆創膏という状態を維持できる作品はたいへん貴重なものだ。和姦アナル好きなら、ぜひ購入をおすすめする。
総評 80/200(不可)
貧乳のアラサー実姉+巨乳の恋人とエッチする作品。サンプル画像にある搾乳機プレイに心惹かれて買ってみたら、どうやらちょっとした地雷を踏んでしまったようだ。こんなろくでもない作品、とても人には薦められない。
総評 60/100(可)
お姫様陵辱もの(異種姦)。わるきゅ~れの実験作としてみれば嫌いではないが、あまり人に薦めようとは思えない出来だった。同人アニメ作品がよほど好きでなければ、今やると、ちょっとがっかりするかもしれない。
あらすじ
鷹雄は、妹(雛子)に慕われ、良き恋人(香波)にも恵まれた学生だった。ところがある日、妹は悪い男に誑かされ、恋人は目の前でレイプされてしまう。妹からの信頼を失い、今まで通りとはいかない恋人との関係にも悩む鷹雄。しかし彼は、二人が弄ばれるのをただ見ていることしかできないでいた。
総評 55/100(可)
妹や恋人を寝取られる。妹の場合は「悪い男に引っかかって……」という王道的展開だが、恋人の場合は基本強姦である。
シナリオにもグラフィックにも、詰めの甘さを感じる出来だった。少々荒い作りであっても構わないなら問題ないかもしれないが、あまりお薦めはできない。
総評 115/200(可)
多くのヒロインを輪姦し、精液塗れにするエロシーンの詰め合わせのような作品。ストーリー展開とテキストは駄目駄目、一部声優の演技も×。しかし一枚絵の出来はとても良く、エロの内容も凝っているので、実用性それ自体は決して低くない。
完璧を求めるなら本作は駄作に違いないが、後述する数々の欠点に目を瞑れるなら、長期の実用にもたえ得るだろう。